金子 裕二
1952年秋田県三種町生まれ。
スペインレストラン、また生ハムづくりを始めたきっかけは、26歳の新婚旅行でスペインを旅した時。
スペインの世界観・料理に魅了され、ハモン・セラーノを口にした時には、「世の中にこんなに美味しいものがあったのか」と衝撃を受けました。
まだ輸入が禁止されていて日本では存在さえ知られていない時代。どうにかこの美味しい生ハムを日本でも食べられないかという想いで、地元秋田の地で生ハムの勉強・研究を重ね、10年経った頃、ようやく合格点を出せる生ハムができました。つくり始めて約40年になります。
現在、スペインのマドリードの緯度と同じ秋田田沢湖で、秋田の気候に合わせ、いまだ試行錯誤を重ねながら毎年1000本以上の生ハムをつくっています。
秋田の三元豚・天然塩・秋田の水しか使用せずに2年以上自然熟成させた生ハムと、スペイン定番料理を、多くの方にお楽しみいただきたいと思っております。
経歴
1982年:秋田市にスペインレストラン『グランビア』を開店(2015年閉店)。レストラン経営の傍ら、独自に生ハムづくりを行う
2000年:秋田県内に生ハム工房を設立、生ハム塾を始める
2005年:東京・赤坂に『バル・グランビア』を開店(2012年閉店)
2008年:『セルベセリア・グランビア』を開店
2017年:田沢湖放牧豚の飼育を開始
数々の生ハム職人を育て、国産長期熟成生ハムの伝道師と呼ばれている。